今回はWFのPMO育成に向けた”はじめの一歩”の工夫についてご紹介します。
安心して一歩を踏み出し、
自分で考えて動けるPMOに成長できるように。
WFが人財育成の取り組みを進める土台として工夫していることを、下記の4点にまとめてみました。
① “自信”の土台を、資格取得からつくる
PMPやProject+といった資格取得を、単なるゴールではなく「自分にもできるかもしれない」と思えるきっかけとする。その過程で、自分の思考や行動を整理し直す機会にもなります。
② 資格知識を“活きた研修”に再構成
資格教材にある知識を切り出し、実際の現場で活用できる形に再設計した研修を用意。
たとえば「進捗報告」や「課題の見える化」などをワークを通して体感的に習得します。
③ 「学んだ」を「できる」に変える育成設計
研修内容はOJTに直結し、「わかった」で終わらせず「できた」に転換する仕組みがあります。
育成担当や先輩が振り返りを支援し、小さな成功体験を着実に積み上げていきます。
④ 学びが“つながる”仕掛けを各所に
WFでは、各研修が孤立せず、他の研修内容と連動・補完し合う設計になっています。
たとえば推奨書籍の内容をファシリテーション研修のなかで演習できたり、階層別研修で紹介された分析ツールを用いてロジカルライティング(資料作成)研修の中で実習ワークを行うなど、現場での活用促進のほかにも自社オリジナル研修だからこその“学びを循環させる”工夫をしています。
どんなビジネスパーソンにも卵の時期があって、ひよこの時代には時に助けが必要なもの。ワールドフェイマスでは、研修などのスポット的な刺激だけでなく現場で伴走する上司と連携して、”面”で人が育つ土壌づくりを目指しており、上記のほかにもオンボーディングを促進する定期的な上長面談などの取り組みも実施したり、挑戦する中で感じる違和感や心身の揺らぎに関するケアとして、レジリエンス・メンタルケアに関するレクチャーや研修などを導入してフォローアップに取り組んでいます。

“初めの一歩”、そしてその先へ
このような「育てた人が現場で活躍し続ける」ことを見据えた育成を推し進めることで、WFの“考えて動けるPMO”を迎え入れてくださる企業も増えてきています。同時に、WFを「育てる環境」として選んでくださるPMOの卵たちも増加中です。
そんな手ごたえを感じる一方で、私たちの育成施策もまだまだ“成長期”。いま、ようやく“はじめの一歩”を出せた段階かもしれません。これからは、孵化したひよこたちがしっかりと“付加価値”を生み出せるような環境を目指し、試行錯誤を重ねていきます。
今後は、そんな日常の試行錯誤の過程もこの場でご紹介していきたいと思います。
事業管理本部 花屋 真紗子